火星大接近に合わせて買いたいおすすめ天体望遠鏡ベスト5
火星大接近に合わせて各社いろいろな天体望遠鏡が販売されていますし、様々なメーカーがいろんな天体望遠鏡や双眼鏡をおすすめしていますが、各メーカー自社商品を販売したいのは分かりますが、どう考えて火星観測に役に立たないだろうと思われる天体望遠鏡や双眼鏡がおすすめされています。なので火星観測にほんとに使える天体望遠鏡のおすすめランキングです!あと双眼鏡で火星は見えません!
- 世界最大メーカー/セレストロンの手動天体望遠鏡・Omni80
- 欠点なしプラス1万円だして購入したいビクセンのポルタⅡA80Mf
- 火星観測できる最低価格の天体望遠鏡火星
- 自動導入、自動追尾の最安モデル・ケンコーのマクストフカセグレン式 SE-GT102M
- 大御所安定感・安心の品質・ポルタII経緯台シリーズ ポルタIIR130Sf
1.世界最大メーカー/セレストロンの手動天体望遠鏡・Omni80

こちらはNASA提供の宇宙センターの写真ですが、右側に映っているのがセレストロンの天体望遠鏡です。
この映っている天体望遠鏡をおすすめしているわけではありませんが、まずはセレストロンの会社紹介として、
スペースセンターに持ち込まれるほど、セレストロンの天体望遠鏡の品質は信頼されています。
ちなみにこの天体望遠鏡はCPC800と言ってだれでも買える市販モデルです。日本のアマゾンでも購入できます。
火星観測におすすめしたい天体望遠鏡はこちらのOmni 80AZ
おすすめポイント
- 火星の模様が観測できるレンズとアイピースの品質
- 抜群の操作性
- 初心者でも抵抗がなく使える屈折式の細長い鏡筒
- 軽い!
- 写真撮影も可能!
日本限定モデルの特徴・プロッセルのアイピースが2個
日本のユーザー向けに特別仕様としてプロッセルのアイピースが2個最初からついています。
天体望遠鏡はアイピースを交換しないと倍率を変更できないので初めから2種類ついてるのは非常に便利です。
操作性:大胆に直接操作と微動ハンドルで細かい操作も可能
抜群の操作性の一端を担っているのが、なんともダイナミックな機能ですが、鏡筒(スコープ)を直接手でつかんで動かすことが出来ます。他の天体望遠鏡ではあまりスムーズに鏡筒が動きませんが、
性能の高いギアのおかげでぐるぐく動きます。
細かい調節は微動ハンドルを使って位置を調節してください。
Omni AZ 80と一眼レフを使って天体写真を撮影する
T-ringというカメラアダプターがあれば一眼レフの接続が可能です。T-ringはセレストロンから純正商品も出ていますし、他社メーカーからもカメラに合わせてキャノン用、ニコン用、ソニー用などさまざまなものが出ています。
こんな感じで天頂プリズムとアイピースを外して直接一眼レフを接続します。
Omni AZ 80とスマートフォン(iphone)を使って天体写真を撮影する
スマートフォンを接続する場合もアダプターを使用します。
スマートフォン用のアダプターに関してはアイピースに接続するので専用の物はなく、すべての天体写真に共通して接続できます。
いろいろな会社から出ているのでさらっと紹介です。
こちらはサイトロン製のスマフォアダプターです。フレームに金属を使用しておりしっかり固定出来て微調節が可能ですが、値段が高く、アダプター自体が重たいのが難点です。
こちらのアダプターは1000円と値段も安く月ぐらいであればピントも合わせやすく問題ありません。
しかしアイピースとスマフォの間隔を調節できる幅が少ないので、ピントが合わない場合があります。
三脚
天体望遠鏡の三脚はカメラ三脚と違ってけっこう大きく多く、一様2段階に高さの調節が出来て折りたためますが、やはりそこまで小さくはなりません。
見た目こそなかなかかさばりますが、三脚自体はアルミニウムで出来ていて驚くほど軽くなっています。
2.欠点なしプラス1万円だして購入したいビクセンのポルタⅡA80Mf
プラス1万円だして購入したいビクセンのポルタⅡA80Mfです。
おすすめポイント
- これを買えば火星観測にはまちがいなし!
- 値段(4万円)以外は欠点なし
- 火星観測はもちろん木星、土星もしっかり観測できる。
- 日本最大の天体メーカーだけあって商品の供給が安定している
- 注文すればその日か次の日には届く
入門の天体望遠鏡としては正直値段は少し高いですが、性能は折り紙付きです。これで火星が観測できないことはないでしょう。曇っていれば別ですが。
性能的には欠点がないので詳しく書くこともあまりありません。ちなみにこちらの天体望遠鏡も手でぐわんぐわん動かすことができます。他の天体望遠鏡ではやらないでください。故障します。
一番危惧されるのは、火星の大接近直前になるとメーカー側の供給が追い付かないのではないかと懸念されていますが、ビクセンは国内最大のメーカーですし、今のところ即日配達にも対応しているので心配はなさそうです。
ちなみにですが2003年の火星大接近の時は家電量販店は売り切れ続出でほとんど天体望遠鏡がなく、売れ残っているのはハイスペック機種のみでした。
3.火星観測できる最低価格の天体望遠鏡

正直なところこれ以上安価な天体望遠鏡では、17年ぶりの大接近中とはいえ、火星を観測することはできません。(難しいです。)
他のメーカーの10000円前後の天体望遠鏡でも火星の観測は難しいです。と言いますのもこのトラベルスコープが少し特別なコンパクト天体望遠鏡でして
セレストロントというアメリカの世界最大のメーカーが製造しています。
世界最大の天体望遠鏡メーカーの名に恥じず。
鏡筒の素材にはプラスティックではなく金属を使用してます。
レンズにはアクロマートレンズを使用して
レンズのコーティングにはフーリーコートを使用してます。
まとめると1万円の金額の天体望遠鏡とは思えない高品質の商品です。
トラベルスコープで観測すると他の星々は天体望遠鏡で見ても黄色く光る星ですが、火星は赤い星として認識できます。
残念ながら低価格の天体望遠鏡なので、火星の模様までば見えませんが、大接近している2018年なら、トラベルスコープでしっかり火星を観測できます。
一点トラベルスコープには大きな欠点があります。
低価格を実現するために、鏡筒(スコープ)以外以外は撤退的にコストカットしています。
つまり三脚の質がすごく悪いです。アマゾンで1500円程度の三脚を購入するか。
お持ちのカメラ三脚を使用することをお勧めします。
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4.自動導入、自動追尾の最安モデル・ケンコーのマクストフカセグレン式 SE-GT102M
常に見たい星や惑星を自動で追尾してくれる天体望遠鏡は観測にはとても便利です。
自動導入、自動追尾の天体望遠鏡はおおよそ10万円スタートで、天体望遠鏡の重量が重くなる傾向がありますが、
ケンコーのSE-GT102Mは価格も安く、比較的軽いので持ち運びに便利です。
見え方としては、火星や木星の模様、土星の輪がギリギリ認識できるかんじです。
5.大御所安定感・安心の品質・ポルタII経緯台シリーズ ポルタIIR130Sf
ビクセンの ポルタIIR130Sfです。火星はもとより惑星の観測には最適です。
構造のシンプルなニュートン反射式で中心の映像はシャープさは折り紙付きです。
この手の天体望遠鏡が観測はもちろん一眼レフをつけて火星の写真撮影やスマートフォンをつけての火星撮影が楽しめます。
鏡筒が大きくなる分、三脚もしっかりした構造になってくるので重量おもくなりますが、ばらして持ち運びできるので、男性には全く問題にならないと思います。(女性には少し重いと思いますが、運んでしまえば組み立ては簡単なので問題ありません。)
こちらが作例写真になります。